この記事では、used to ~の使われ方を3つご紹介・解説します。
文脈によって意味が異なるused toの使い方をマスターできます。
①「~に慣れている」という意味のused to.
以下の例文を見てください。
I’m used to cleaning my house.
私は家を掃除するのに慣れています。
このused toは「~に慣れている」という意味で使われます。
ここではused toの前にbe動詞がつき「be used to ~ing/名詞」の形で使われます。
後で説明する受身形のused toと形は同じなので、見分けがつきにくいかもしれません。
ここでは、used toの後は動名詞もしくは名詞がくると覚えておきましょう。
・I’m used to this difficult situation. この難しい状況に慣れています。
・I’m used to playing the piano. 私はピアノを弾くのに慣れています。
②「かつて~していた」という意味のused to
以下の例文を見てください。
I used to live in Toronto.
私はかつてトロントに住んでいました。
このused toは「かつて~していた」という意味で使います。
先ほどとは違い、be動詞は使わず、toの後は動詞の原形がきます。
注意点としては、現在には当てはまらない、過去の事実を表すときに使います。
I used to play soccer, but now I don’t anymore.
かつてサッカーをしていたが、今はしていない。
よくある間違いとして、usedをuseと現在形で書いてしまうことがあります。
過去のことに焦点を当てているので、usedと過去形にして表します。
そのため、疑問形、否定形にする場合は過去形と同じようにdidが前に来たらusedはuseとなります。
疑問形
Did you use to play soccer? 以前サッカーをしていましたか?
否定形
I didn’t use to play soccer. 私は以前、サッカーをプレイしてませんでした。
③「~に使われる(受身形)」のused to
以下の例文を見てください。
This machine is used to support elderly people.
この機械は年配の人を助けるためにつかわれる
これは「…が~に使われる」という受身の意味で使われます。
be used to の形で、①の「~に慣れている」の用法に似ていますね。
こちらは受身形のbe usedにto不定詞がくっついた形ですので、toの後は動詞の原形がきます。
もう一つの見分け方としては、主語が使われる側なので、人ではなく「もの」であることが多いです。
しかし、以下のように人が主語となる場合もありますのでその場合は文脈から判断することになります。
He was used to make the atmosphere enjoyable in the venue.
彼は会場の雰囲気を楽しげにするために使われた。
まとめ
used toの違いをまとめると以下のようになります。
①「~に慣れている」 be used to 名詞/動名詞
②「かつて~していた」 主語 used to 動詞の原形
③「使われる(受身形)」 be used to 動詞の原形
とくに③の受身形は、①、②のused toで覚えていたら意外と見落としがちなので、注意が必要です。
英検3級以上で頻出の表現なので、覚えておきましょう。
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